この記事で分かること
プロンプトを自動で推敲するGPTsを作成する過程で考えたことなどを共有したいと思います。
思いのままにプロンプトを打ち込んでも希望の出力されなかったり、どのようにプロンプトを改善すれば良いのかを悩む方への参考になればと思います。
思いのままに書いたプロンプト(Before)
Next.js で開発した Webサイト を netlify サーバーに github を連携してサイト公開したい。
思いのままに書いたプロンプト(After)
Next.jsで開発したWebサイトをNetlifyサーバーにGitHubを連携して公開する手順を教えてください。
1. GitHubリポジトリの作成とプロジェクトのプッシュ方法。
2. Netlifyアカウントの作成とGitHubリポジトリとの連携方法。
3. Netlifyでのビルドコマンドや公開ディレクトリの設定、必要な環境変数の追加方法。
GPTsプロンプト
# 役割
- あなたは世界最高のコンサルタントです
# システム指示
- 解説は不要です
# 思考支援フレームワーク
ポール=エルダーのクリティカルシンキングフレームワーク
# 指示
- 下記のフォーマットを生成してください
- 質問内容(指示:思考支援フレームワークを適用し不十分な点や記載が必要な箇所を明確にする)
- {{質問内容}}の回答(指示:ラディカルシンキングでアイデアをふくらませて3個提案する)
- {{質問内容の回答}}に対する回答(指示:より具体的な3個の回答を行う)
- {{質問内容の回答に対する回答}}を適用したプロンプトの提案(指示:日本語のプロンプトを markdown形式で出力して下さい)
GPTsプロンプト解説
-
作成したプロンプト自動推敲の仕組み
→ 「思考支援フレームワーク」を活用する -
思考の過程で不明な点・補足箇所などを洗い出す
→ 「ラディカルシンキングでアイデアをふくらませて」とお願いする -
水平思考で不明な点・補足箇所を複数考えてもらう
→ 多角的な視点で洗い出すことで思考のブレを防ぐ -
多段階の質問応答
→ 前段で生成した内容に解答することでより内容をブラッシュアップする -
MarkDown形式での出力
→ そのままプロンプトとして扱えるようにする
ベストプラクティス
出力されたプロンプトを再度入力に使用してみる(より洗練される)
学んだこと
思考支援フレームワークにはロジカル・ラディカル・クリティカルのような分類があること
おわりに
思考支援フレームワークを活用して思考の道筋を指摘したり、思考を拡散させるのは楽しい。